eBay中国市場へ入る裏口見つける : eBay

04 21 2011

参考記事

2003年、eBayはその時点で中国最大のイーコマース会社、eachnet.comを1億5000万ドル(当時約165億円)にて買収した。


当時のeBay CEOであったMeg Whitman氏(メグ ホイットマン)はEach Netの中国オペレーションに対し、更に1億ドルもの資金を投入したが、結果としてEach Netの経営陣に十分な決定権を与えなかったため、そして最大のライバルであるTaobaoに完敗し、2006年にeBayは中国市場を諦め、現在ではEach Netとのジョイントベンチャーでイーコマースマーケットプレイスを中国内で展開しているが、Taobaoの影に薄れてしまっている状態だ。


eBayはセラーに対し手数料を請求するのに対し、Taobaoは無料である。


eBayのアジア太平洋地区のシニア副社長兼運営ディレクターであるJay Lee氏(ジェイ リー)は「無料に太刀打ちするのは非常に難しい、」と述べている。


eBayは中国市場でマーケットプレイスを再度展開してTaobaoに再チャレンジする気はない。



しかし、eBayには中国市場へのプランBがある。



それは中国の起業家や輸出会社とリンクすることである。



例えば中国のセラーである35歳のTang Fengyan氏(タン フェンヤン)が良い例だ。



4年前彼女は中国にて彼女自身のアパレルビジネスを立ち上げた。彼女は海外の消費者にビジネス展開をしたいと考えており、eBayを使って販売するのが最も理にかなっていると思っていた。


彼女は昨年2010年、eBay上にて$700,000ものセールスを上げた。



現在eBayの中国市場でのシェアはとても小さいが、Tang氏は気にしない。なぜなら彼女は中国市場の顧客ではなく、世界中の消費者を相手にビジネスをしているからだ。



世界中の消費者を相手にするのであれば、Taobaoではなく、eBayが最も有名であると彼女は述べた。



彼女のような世界中の消費者に中国の商品を輸出したいといったセラーが中国内に多くいるため、eBayはまたポテンシャルの非常に高い中国市場ビジネスにカムバックすることができた。


2010年では中国と香港からのeBay及びPayPalを合わせた取引高は40億ドルにも上り、現在ではアメリカ、ドイツ、イギリス、韓国に続く、eBay5番目に大きな市場になった。


Taobaoは中国国内でのシェアは圧倒的高いが、海外の消費者獲得は殆どできておらず、eBayのほうに大きく軍配があがる。


更には決済システムのビジネスを取ってみても、PayPalは世界中に利用者がいることから、中国人セラーが海外に販売する際にはPayPalを決済システムに導入することは不可欠だ。



eBayは今後グローバル企業である強みを活かしながら、中国国内にいる海外に輸出したい起業家や輸出会社とどんどん連携を取り、よりクロスボーダー取引を活発化させていくことが狙いである。



一方対するTaobao率いるAlibabaもeBayの1,2番手の出品ツール、Auctiva及びVendioを買収し、アメリカセラー約25万人へのアクセスを手に入れた。



今後Alibabaもアメリカ市場へのシェア獲得に動き出す可能性も十分ある。